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朝市のシャコ
小さなシャコだった。「先生、また絵に描くんかな?これあげるわ。」一つだけでは寂しくて食卓に上がらなかった。夜中取り出して対面したが、蛍光灯の明かりに余計透き通って見えた。影の濃い姿になってしまった。あのシャコはやはり2度とかけないと思った。